アスペルガー症候群とは

アスペルガー症候群とは

アスペルガー症候群について

自閉症のページでも書きましたが、アスペルガー症候群は広い意味での「自閉症」に含まれる一つです。
それは障害の特徴を見ればお分かりになると思いますが、コミュニケーションの障害、対人関係・社会性の障害やパターン化した行動、興味・関心のかたよりがあり、この特徴は自閉症と同じです。

 

ただ、自閉症のように、幼児期に言葉の発達などの遅れがないので、お母さんやお父さんがお子さんに障害があることに気づきにくい場合があるんですよね。
最悪、親や周り、本人自身も障害があること気づかずに、大人になってから人間関係がうまくいかなく転職を繰り返す人、相手の言葉の裏を理解できずに場が読めないとレッテルを貼られ、結果的に仕事を辞めて引きこもりになってしまう・・・などがあります。

 

 

これは小さい頃は気付かなかった不器用さが、成長とともにその不器用さがはっきりすることで分かるのですが、それが特徴だったりするんですよね。

 

良く聞く言葉で「3つ組の障害」というのがあります。
これは上でも書いているように、「他の人との社会的関係を持つ事」「コミュニケーションをすること」「想像力と創造性」の3分野のことで、これらに障害を持つことで診断されます。

 

この3つ組の障害は典型的な自閉症も同じように3つ組の障害を持っていますので、自閉症とアスペルガー症候群はひとつながりのものと言われています。

 

 

 

3つ組の障害を簡単に言いますと、社会的関係とは他の人と一緒に過ごす時にどのように振る舞うべきか分かってるかどうか。コミュニケーションをするとは、自分の思っていることなどを、どう相手に伝えるか、そして相手の言わんとする事をどう理解するかということですね。最後の想像力と創造性の問題は、ふり遊び(○○ごっこ)や、見立て遊び、こだわりと関係しています。

 

パターン化した行動や興味、関心への拘りの部分で本人も苦しむことがあります。
例えば毎日、決められた行動をしている時に、急に予想もしないことが起こると、パニックになる・・・など。
ただ、このへんは健常者と言われる人達でも普通にあるので、見極めが難しいのかな。