知的障害などの障害者のための自動車運転免許取得特別講座

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知的障害などの障害者のための自動車運転免許取得特別講座の様子

 

 

障害者と運転免許証は悩ましい問題かなと最近思います。
私の息子は物流系の企業に就職希望です。学校ではハンドリフトを使った訓練も行っておりますが、それをメインに使う企業がどのくらいあるのかと。
それを考えると、フォークリフトの操作もマスターする必要があり、支援学校でも勉強をしております。

 

ちなみにフォークリフトの操作に必要な資格としては、全ての現場に要求される資格で1t以上の場合は、フォークリフト運転技能講習を受講して修了することが法令で義務となっておりおり、一部でも公道に出て走行する場合は、車体寸法や最高速度によって「大型特殊自動車」と「新小型特殊自動車」と「小型特殊自動車」に分類され、それに合った免許証が必要となります。

 

息子の先輩の中にも免許証を取得した人たちもいて、それのおかげで物流の現場でフォークリフトを使った仕事も任されるようになり、正社員採用になった人もいます。

 

そう、免許証取得は仕事の幅が広がるのですよね。

 

ちょっと話しがそれましたが、動画では息子と同じような軽度の知的障害者が運転免許証を取得するための取り組みを行っている徳島県の紹介となっております。
徳島県労働者福祉協議会が障害者を対象に特別講座を行っており、毎年6月から翌年の2月まで週に一回開かれてるとのこと。
なお、特別講座は誰でも受けれるかというとそうではなく、面接試験で合格した人のみが参加できます。なお、面接試験では理解力を確認し、問題が無ければOKのようですね。

 

映像での紹介ですと、受講生の多くは軽度の知的障害で、運転実習では特に問題無いが、漢字の読み書きなどが苦手で、学科の学習支援が必要で参加するようです。

 

そのようなことから、講座ではテキストや試験問題にはふり仮名があるものを採用しているとのこと。それによって苦手意識を克服する方向に持っててるようです。

 

また、教科書には難しい言葉が多く書かれているので、講座が始まる前に分かりやすく言葉を噛み砕いた説明をホワイトボードに書いています。

 

例えば・・・

 

  • 目測・・・目で見て、おおよその高さ、長さ、広さなどを測ること
  • 通過・・・止まらずに通り過ぎること
  • 死角・・・邪魔なものがあって見えないところ
  • 警戒・・・注意する
  • 妨げる・・・邪魔をする
  • 側端・・・左や右の端
  • 避けられる・・・よけることができる
  • 軽減・・・少なくすること

 

こんな感じですね。そう、健常者では当たり前に分かることでも、やはり知的障害がある人には難しいところがありますからね。
映像の中の講座でも、分かるまで繰り返し学習を行うようです。

 

なお、借り免許学科試験合格ラインは50問中45点以上の正解が必要となるのですが、この特別講座の中の模擬試験で42点以上正解することで、はじめて自動車教習所への入校を勧められるとのこと。

 

映像はちょっと古いものですが、その時で特別講座を開いてから既に10年経ってるようです。

 

映像に出てきた徳島県の現地は交通の便も悪く、生活する上では車は欠かせないようで、障害者が自立するためにも必要とのこと。

 

そうそう、免許の話しで思い出しましたが、やはり怖いのが事故ですよね。単独事故、人身事故・・・それこそ、横断歩道ではないところでの歩行者や自転車に乗った人間の急な飛び出しなど危険がイッパイです。

 

もしも・・・の、時には保険を遣うようになりますが、一昔前は保険屋に任せっきりのパターンが多かったようですが、今は事故などの対応に強い弁護士事務所が多数あり、そこでお願いするパターンも多くなってるようですね。
(こちらが被害者の場合、特に。)

 

親としては保険を使うことなく、安心、安全に運転を心掛けてくれるのが一番ですね。

 

私の息子も2019年1月に無事に免許を取得することが出来ました。(軽度知的障害)
物流会社のため、正社員になるには仕事で運転するしないは別にして免許は必要とのことからです。

 

最初は親の私自身も無理だと決めつけてたのですが、そのような流れからある意味、仕方なく「じゃ、通ってみればと」と。苦笑

 

そうと決まると、私も応援せねばなりませんので、色々と調べました。
まず、住まいの地域の役所のサイトで障害者のための自動車運転免許取得費の補助の制度です。
これは教習費用の一部に対して補助金を出してくれるものです。(息子の収入だと私の住む自治体では上限144,000円支給)
※東京都にお住まいの方は私が運営するもう一つのサイトに自治体別の金額を紹介しています。→東京都内の障害者のための自動車運転免許取得費の補助額一覧

 

この助成を申請するには、東京都の場合、ほとんどが教習所に入所する前に手続きする必要がありますので、東京都以外にお住まいの方も、まずは役所の福祉系のカテゴリで障害者のための自動車運転免許取得費の補助について調べてみましょう。

 

申請する際の条件の一つとして、試験場での適正検査に合格という項目もあると思いますが、こちらにつきましては身体などの障害の人のためにあるのが適正検査です。

 

それを知らずに(教えてもらえず)、試験場に出向いて知的障害についての適正検査について息子が聞きに行きましたが、知的障害者だからといって、運転してはいけないという法律もないから、適性検査を受ける必要はないと試験場で言われました。
(東京都の試験場は三つありますが、そのうちの二つでそのように回答があったので、まず間違いないはずです。)
※その旨を役所に伝えると、役所も良く分かっておらず、それならそれは結構ですと。苦笑

 

これについては、障害者の取得費の補助の申請は、ほとんどが身体の方のみだからのようです。

 

・教習所でも伺ったところ、やはり最初は試験場で適正検査をして合格したら入所できるとのことでしたが、上の説明をしたら「では大丈夫です。」と。
・教習所を選ぶ際のポイントは、身体などの障害者向けの設備もあるところ。(障害者に理解がある。役所に提出する申請書を作成したことがある。)
・通常の教習の場合、何時間オーバーしても料金が発生しないシステムがある教習所を選ぶ。(うちの近隣の複数の教習所はそのタイプ)
※規定時限数をオーバーした場合や再検定になった場合も、追加料金はかからない。(上限年齢あり。自由練習料や、再仮免学科試験料は別途料金が必要。)

 

このような条件で、息子は仕事終わりや休みの日に集中して通い、約3ヶ月で教習所を無事に卒業し、試験場には二日ほど出向いて無事にAT限定ですが合格しました。

 

教習所では特に障害者ということを公表せずに練習に励みましたが、これまでの人生でないくらい、色々とダメ出しをされ、時に心が折れることもあったようですが、「絶対に免許を取らねばいけない」という強いゴールが本人にあったので、何とか乗り越えることができました。

 

 

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