遅れや偏りからのつまづき

遅れや偏りからのつまづき

遅れや偏りからのつまづき

発達に遅れのある子供達は、習得するうえで、色々なつまづきがあります・・。

 

もっと、ヒントをちょうだい!
もっとわかりやすく教えて!
ゆっくり説明して!
わからないよ〜

 

遅れや偏りがある子でも、学びたい気持ちは、誰にでもあります。

 

子供の特徴を知り、そこを治すのではなく、どうしたらできるのか、工夫してあげる事が大事である・・と言うお話でした。
みなさまのお子様たちは、どれに当てはまるでしょうか・・。

 

発達の遅れや偏りからおこるつまずき(習得しにくさ)を分類しました。

 

1.認知(思考)の偏りにによる習得のしにくさ
(思考の偏りによって、学びにくい)
考える力がアンバランスで、うまくいかない
・・・視覚と聴覚のアンバランス(目と手の協応の苦手さ)
・・・課題を総合的にとらえることや、分割することの苦手さ

 

2.分かっていても、できない
・・・実行機能(プランニング能力)・・計画、段取りがうまくいかない
・・・ワーキングメモリー(記憶する能力)の問題

 

3.興味の偏りによる習得のしにくさ
・・・興味の限定があるとうまくいかない

 

4.意欲、自信等情緒面による習得のしにくさ
・・・失敗経験と叱責の連続により、自尊心感情の低下や二次的な問題が起こる。(二次障害も含む)

 

 

これらの特徴を理解した上での対応方法・・

 

  1. 言語を使った方が良いのか、視覚を使う方が良いのか
  2. 段階的な支援(細かく分類してあげる、段階ごとに区切ってあげる)が必要か、全体のイメージでの支援が必要か。
  3. 意味づけ(ごろあわせ)
  4. 多感覚入力(読み上げた方がいいのか、ジェスチャーした方がいいのか、自分が動いた方が覚えられるのか)
  5. 経験、興味の活用(好きなキャラクターを使う、好きなスポーツを使う)
  6. 注意や記憶力の配慮(何分持つか、テレビの音はうるさくないか、)
  7. 内容の分割
  8. 補助材料や環境の工夫
  9. フォーマット(やり方をしめす).マニュアル.選択肢(心理検査をとると客観的なデータが得られる)

 

私も実は反省しないといけないのが、このあたりの変化をキチンと認めなかったことかも。^^;
ついイライラして「お前はダメだ!」って言っちゃったりね。

 

だからか、今は意識してある程度認めるような雰囲気で接しています。

 

こちらをご覧の方のお子さんが小学校低学年であれば、是非とも少しずつでも良い方向に持っていけるように心掛けて下さいね。

 

まずはお子さんの「しにくさ」を理解すること。
これは発達障害であろうが知的障害であろうが健常であろうが、お子さんの苦手を把握するのが親ってことですよね。
ADHDだ、自閉症だと、障害名から苦手を理解するのも必要だと思うけど、やはり一番は目の前のお子さんだからね。